今月の出荷牛
7月出荷したのは「しんたけ」47カ月です。
お店でも先週からこの牛のお肉をだしています。
1等級のしっかりした赤身肉に仕上がっております。
この子も良く食べて元気のよい子でした。
味の個体差
同じ『いぶさな牛つる』の経産が続きましたがこれがまた不思議で、それぞれで微妙に味わいの濃さや香りが違います。繊維の具合も違うので、お店では肉の厚みと焼き具合を部位ごとに確認しています。なかなか手間のかかる作業ですね。
牛にとっても厳しい夏
夏場の牛の管理には非常に気を使います。
6月~7月中旬は梅雨と異例の暑さでしたので肥育牛にとっては特に厳しい気候でした。
肥育している牛は大きな体に脂肪もついているので暑さにはめっぽう弱いです。
暑い時期は食欲が落ちたり、時には熱中症になったりして人間と同じ症状がでます。
それに加え暑い時期はエサがすぐカビてしまうので、カビ中毒にもなります。
冷蔵庫でエサを保管入できるわけではないので、数日置いておくと何もかもカビだらけとなってしまいますし…
夏の暑さはどうにもならないところがありますが、扇風機やスプリンクラーを使って少しでも涼しくなるように工夫したり、エサに酵母菌などを混ぜて食べさせ、熱に強くなるような牛の体作りををしています。
ただカビは完全に除去できるものではないので、カビを体外に出す天然由来のものをエサに混ぜて食べさせたりもします。
まだまだ10月まで暑いので牛たちも一緒に頑張ってもらわないといけません!